top of page


タイワンリスと山椒
株式会社BeST鳥獣対策事務所の塚田です。 現在、出張で伊豆大島に来ています。 動物が動き出す早朝や昼休み、退勤後など、カメラを持って島の中を歩き回っています。 念のためですが、仕事中ではありません...(;´Д`) そんな中で撮影できたのが、タイワンリスが木の実を食べている様子。 レモンのような香りと、食べると山椒特有のしびれがありました。 カラスザンショウ??だと思うのですが、実の皮と種の部分を器用に食べていました。 でもタイワンリスは、特に気にする様子もなく、夢中になって実の方も、食べていました。 上:リスが食べる前 / 下:リスが食べた後の山椒 タイワンリスは外来種です。 外来種については被害や対策という視点から見ることも多いのですが、 一方で、こうして野外で実際に間近で見ると、時間を忘れてみていたくなりました。 木の上を移動する姿だったり、食べ物を前足で持って食べる姿だったり。 「何を食べているのか」 「どうやって食べているのか」 を見ているだけでも、動物のことが少しずつ分かってきます。 今回は、そんな伊豆大島で見つけたタイワンリスの食

塚田
1 日前読了時間: 1分


獣道を探す方法 ~脳筋ver~
株式会社BeST鳥獣対策事務所の塚田です。 動物の獣道を探すとき、みなさんはどんな場所を探すでしょうか。 私は経験上、 「この植生・地形なら、たぶんあそこらへんに獣道がある」 と、ある程度は予測して探しています。 ただ、地域が変われば植生も地形も違いますし、 「自分が今まで見てきた地域ではこうだった」という経験が、 そのまま別の地域でも当てはまるとは限りません。 そのため、時間と体力に余裕があるときは、 「たぶんここには無いだろうな」 と思う場所も、できるだけ勉強のために見に行くようにしています。 とはいえ、時間も体力も有限です。 研修会の下見など、限られた時間の中で獣道を探しにいく場合は、 ・経験上、獣道がありそうな場所を探す ・農作物の被害地点から山側へ辿る といった探し方をします。 でも今回は、 獣道を“気合”で見つける方法を紹介します。 ① とにかく尾根まで上がってみる「国道探し」 まずは、何も考えず、とにかく尾根まで上がってみます。 体力はかなり使います。 でも尾根には、複数の動物が年中繰り返し利用している、 比較的濃い獣道が見つかるこ

塚田
2 日前読了時間: 3分


足くくり罠をかける場所選び ― 土・落ち葉編
株式会社BeST鳥獣対策事務所の塚田です。 足くくり罠を設置するとき、 「どこに獣道があるか」 「イノシシがどこを通っているか」 を見るのはもちろんですが、私がもうひとつ気にしているのが、足元の土や落ち葉の状態です。 同じような獣道でも、 ①落葉広葉樹林 ②針葉樹林(スギ林など) ③竹林 では、罠を設置したあとの「罠のにおいが土になじむまでの時間」が違うように感じています。 言い換えると、 「動物が罠周辺のにおいの変化を感じ取りにくくなり、警戒しなくなるまでの日数に差がある」ということです。 イノシシは地面のにおいを嗅ぎながら行動します。 シカでも、罠の設置場所のにおいを気にする個体がいます。 そのため、足くくり罠では、 「罠をどう隠すか」だけでなく、「罠のにおいがその場所になじみやすい土か」 も、少し気にする要素になります。 ① 落葉広葉樹林 私が最も罠のにおいをなじませやすいと感じるのが、 落葉広葉樹の落ち葉が積もる場所です。 落ち葉をめくってみると、 新しい落ち葉 ↓ 少し形が崩れた落ち葉 ↓ 腐葉土 ↓ 土 と、徐々に分解されている場所が

塚田
3 日前読了時間: 5分


意外と違う、イノシシとシカ、カモシカの「獣道」
株式会社BeST鳥獣対策事務所の塚田です。 山の中で獣道を見つけると、 「どの動物も、だいたい同じような道を歩くんじゃないの?」 「そもそも獣道って、イノシシの道じゃないの?」 「いろんな動物が、同じ獣道を使うの?」 と思う方もいるかもしれません。 実は、ひとくちに「獣道」といっても、 ① イノシシがメインで使う道 ② シカがメインで使う道 ③ カモシカがメインで使う道 ④ さまざまな獣種が共同で使う道、いわば「国道」 など、さまざまです。 同じ山の中でも、動物によって体格や脚の長さ、骨格、関節の動き方が異なります。 そのため、「どこを通りやすいか」「どう斜面を下りるか」にも違いが出ます。 例えば、 <草の獣道> イノシシは背が低いため、 高さ40cm程度以下の草や藪の中を、潜るように通ることがあります。 そのため、草の根元付近だけが開いた、トンネル状の獣道になることがあります。 イノシシの獣道 一方、シカやカモシカは体高があるため、イノシシのようなトンネル状にはならず、草が上までぱっくりと割れたような獣道になります。 シカの獣道...

塚田
4 日前読了時間: 3分


イノシシの箱罠には「捕りやすい時期」がある?捕獲で大切な季節の考え方
株式会社BeST鳥獣対策事務所の塚田です。 イノシシの箱罠を設置して、 「エサを置いているのに、なかなか入らない」 「近くにイノシシはいるはずなのに、捕獲できない」 そんな経験はありませんか? 実は、イノシシの箱罠捕獲は、一年中同じように捕れるわけではありません。 罠の設置方法やエサの使い方だけでなく、 「いつ捕るか」も、捕獲を左右する大切なポイントです。 イノシシにとって「100万円」と「1,000円」、どちらが魅力的? 少し極端な例ですが、私は研修でこんな話をすることがあります。 「100万円が置いてある場所で、わざわざ罠の中の1,000円を取りに行くでしょうか?」 イノシシにとっても同じです。 田畑に稲や野菜、果実などの魅力的な食べ物がたくさんある時期には、 箱罠の中に置いたエサの価値は、相対的に低くなります。 つまり、 周囲に“100万円分のごちそう”があるのに、警戒しながら箱罠の中の“1,000円”を取りに行く必要がない。 という状態です。 実際、被害作物がある時期は箱罠内のエサの魅力が下がり、 箱罠での捕獲難易度が上がる傾向があります

塚田
5 日前読了時間: 3分


「今年はブナ大豊作。来年のクマの出没はどうなる?」
株式会社BeST鳥獣対策事務所の梅村です。本日は、クマの出没を考える上で重要なブナの豊凶について書いてみたいと思います。 クマにとって重要な秋の餌資源「ブナの実」 ブナの実は栄養価が高く、冬眠に向けてたくさん食べ、体に脂肪を蓄える必要があるクマにとって、非常に重要な食べ物です。特に、東北地方や新潟県では、ブナの実が秋のクマにとって重要な餌資源となっています。ちなみに、クマが利用する重要な餌資源は、地域によっても異なります。私自身、なじみの深い北関東では、ミズナラなどのドングリが、秋のクマにとって非常に重要な餌資源となっています。 ブナの豊凶は、クマの出没にどう影響する? ブナの実りには「豊凶」があり、実がたくさん実る年もあれば、ほとんど実らない年もあります。 そして、このブナの豊凶は、秋のクマの行動や人里への出没を考えるうえで、非常に重要なポイントになります。ブナがたくさん実る年には、山の中で十分な餌を確保できるため、人里まで餌を探しに下りてくる必要性が低くなると考えられています。一方で、ブナの実りが悪い年には、山の中だけでは十分な餌を確保できず

梅村
6 日前読了時間: 4分


クマの出没対策研修会について
株式会社BeST鳥獣対策事務所の梅村です。近年、全国各地でクマ(ヒグマ・ツキノワグマ)の出没が相次ぎ、大きな社会問題となっています。 特に新潟県では、昨年、過去最多となるクマの大量出没が確認されるなど、これまで以上にクマを身近な問題として感じる機会が増えています。 山間部での作業や登山など、これまでは「山の中でクマに遭遇しないためにはどうすればよいか」という視点が中心でした。 しかし現在では、クマが市街地や住宅地、農地、観光地など、私たちの日常生活に近い場所へ出没するケースも増えています。 そのため、山で活動する方だけでなく、企業の従業員、観光事業者、自治体職員、学校関係者など、さまざまな立場の方がクマについて正しく知り、適切に対応することが重要になっています。 BeST鳥獣対策事務所では、こうしたクマの出没リスクに備えるため、企業・観光事業者・自治体・学校などを対象とした「クマの出没対策研修会」を実施しています。 クマについて「知る」ことから始める クマへの対策を考えるうえで、まず重要なのは、クマがどのような動物なのかを正しく知ることです。..

梅村
10月4日読了時間: 5分


BeST鳥獣対策事務所、ブログを始めます
地域によって異なる鳥獣被害の実情や、現場に合わせた対策の考え方をご紹介します。BeST鳥獣対策事務所が大切にしている、調査・分析から研修、捕獲までの取り組みについてもお伝えします。

梅村
10月3日読了時間: 4分
bottom of page
