会社概要
会社名:株式会社BeST鳥獣対策事務所
設立 :2026年8月
資本金:400万
所在地:新潟県長岡市
代表取締役:梅村 佳寛
取締役:塚田 朱花


メンバー紹介

梅村 佳寛
代表取締役社長
●代表挨拶
近年、クマ類の生息状況は大きく変化し、人里への出没や人身被害の増加など、各地でさまざまな課題が生じています。特に大量出没が繰り返し発生している地域では、個体数管理や分布管理の重要性が高まっており、クマの管理は大きな転換期を迎えていると感じています。
一方で現場では、自治体職員や捕獲従事者をはじめ、多くの方々が難しい判断や危険を伴う対応を担っています。私自身も現場に立つ中で、地域ごとに事情が異なり、画一的な対策では解決できない課題が数多くあることを学んできました。
だからこそ、私たちは現場の声を大切にし、一つひとつの地域の実情を丁寧に理解しながら、より良い解決方法を一緒に考えていきたいと思っています。調査や計画づくり、人材育成、捕獲技術の向上などを通じて、地域の皆さまのお役に立てるよう、誠実に取り組んでまいります。
野生鳥獣管理には、現場で積み重ねられてきた経験と、科学的な知見の両方が欠かせません。私たちはその二つを大切にしながら、地域の皆様とともに考え、ともに歩み、一つひとつの課題解決に向き合っていきたいと考えています。
これからも現場から学ぶ姿勢を忘れず、野生鳥獣と人が適切な距離を保ちながら共存できる地域づくりに、少しでも貢献できるよう努めてまいります。
●主な経歴
・2011年~:アウトドア業界にて、販売業務に従事。
・2015年~:野生動物の調査会社に就職し、ツキノワグマの調査等に従事。
・2017年~:北海道へ一時移住。知床財団では、ヒグマの管理計画(地域計画)の策定・改訂業務や出没対応の業務に従事。ヒグマの他、エゾシカの個体数調整業務や生息状況調査などにも従事した。
・2023年:市街地等へのヒグマの大量出没の現場対応を経験し、これまでのクマ管理のあり方や考え方、リスク管理のあり方に大きな疑問を持つきっかけとなった。
・2025年:獣害に悩んでいる自治体や地域住民の方々の力になりたいという想いが強くなり、実情に即した実効性の高い対策を提案・実行していくことができる職場を求め、転職。
・2026年:同僚と共に「株式会社 BeST鳥獣対策事務所」を設立。
●担当分野/業務実績・経験
・クマの捕獲(箱わな)
・クマの出没対応
・クマの出没抑制を目的とした対策の立案
・野生鳥獣の市街地出没への対策検討
・生息状況の調査
・鳥獣被害対策に関する講演
・市街地におけるクマへの麻酔投与
・錯誤捕獲個体(カモシカ)の放獣
・緊急銃猟訓練の講師
●主な得意分野・鳥獣
・ツキノワグマ/ヒグマ
・クマ類における管理計画の立案・修正/ゾーニングの設定/クマの出没調査/出没抑止対策の立案
・クマ対策の講演会
・堅果類の豊凶調査
・GISを用いた各種分析、作図
●資格
・農林水産省 農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー
・狩猟免許(わな)
・上級救命講習 修了
・刈払機取扱作業者 安全衛生教育 修了
・巻き上げ機運転 特別教育 修了
・TOEIC 885点
・緊急銃猟(麻酔銃)の射手要件適合
●ひとこと
新潟に越してきて思うのは、豊かな自然と、美しい田園風景が素晴らしい。人々の営みを守れるよう、県民の皆さま・自治体の皆さまのお力になれるよう、頑張ります!
●学歴・論文・所属学会等
・最終学歴:東京農工大学大学院 農学府 自然環境保全学専攻 修士課程 修了
<修士論文>梅村佳寛(2011)日光足尾山地におけるブナ科堅果資源量の分布と年次変動に関連した
ツキノワグマの土地利用研究.東京農工大学大学院農学府.
<査読付き論文>
●Shimozuru M, Jimbo M, Adachi K, Kawamura K, Shirane Y, Umemura Y, Ishinazaka T,Nakanishi M, Kiyonari M, Yamanaka M, Amagai Y, Ijuin A, Sakiyama T, Kasai S, Nose T, Shirayanagi M, Tsuruga H, Mano T, Tsubota T, Fukasawa K, Uno H (2022) Estimation of breeding population size using DNA‐based pedigree reconstruction in brown bears. Ecology and Evolution 12 9]
●Jimbo M, Ishinazaka T, Shirane Y, Umemura Y, Yamanaka M, Uno H, Sashika M, Tsubota T, Shimozuru M (2022) Diet selection and asocial learning: Natal habitat influence on lifelong foraging strategies in solitary large mammals. Ecosphere 13 7 Kawamura K, Jimbo M, Adachi K, Shirane Y, Nakanishi M, Umemura Y, Ishinazaka T, Uno H, Sashika M, Tsubota T, Shimozuru M (2022) Diel and monthly activity pattern of brown bears and sika deer in the Shiretoko Peninsula, Hokkaido, Japan. Journal of Veterinary Medical Science 84 8 1146 - 1156
●Umemura Y, Koike S, Kozakai C, Yamazaki K, Nemoto Y, Nakajima A, Kohri M, Abe S, Masaki T, Kaji K (2018) Using a novel method of potential available energy to determine masting condition influence on sex-specific habitat selection by Asiatic black bears. Mammalia 82: 288-297.
●Furusaka S, Kozakai C, Nemoto Y, Umemura Y, Naganuma T, Yamazaki K, Koike S (2017) The selection by the Asiatic black bear of spring plant food items according to their nutritional values. ZooKeys 672: 1211-133.
●Kozakai C, Yamazaki K, Nemoto Y, Nakajima A, Umemura Y, Koike S, Goto Y, Kasai S, Abe S, Masaki T, Kaji K (2013) Fluctuation of daily activity time budgets of Japanese black bears: relationship to sex, reproductive status, and hardmast availability. Journal of Mammalogy94: 351-360.
●Koike S, Kozakai C, Nemoto Y, Masaki T, Yamazaki K, Abe S, Nakajima A, Umemura Y, Kaji K (2012) Effect of hard mast production on foraging and sex-specific behavior of the Asiatic black bear (Ursus thibetanus). Mammal Study. 37: 21-28
<学会発表>
●Fukasawa K, Umemura Y, Jimbo M, Kiyonari M, Sakiyama T, Amagai Y, Ishinazaka T, Nakanishi M, Yamanaka M, Uno H, Shimozuru M (2023) Capture-recapture-recovery models for evaluating mortality, population density and animal space use in a heterogeneous landscape. 13th International Mammalogical Congress. 口頭発表.
●下鶴倫人・足立圭輔・神保美渚・川村圭・白根ゆり・梅村佳寛・中西将尚・石名坂豪・雨谷教弘・山中正実・ 釣賀一二三・間野勉・坪田敏男・深澤圭太・宇野裕之(2021)知床半島ヒグマ個体群における DNA 血縁解析に基づく成獣個体数の推定.日本哺乳類学会 2021 年度大会. ポスター発表.
●神保美渚・白根ゆり・梅村佳寛・新庄康平・中西将尚・石名坂豪・宇野裕之・佐鹿万里子・坪田敏男・下鶴倫人(2021)知床半島におけるヒグマの食性の個体差と地域性.第 68 回日本生態学会大会.口頭発表.
●梅村佳寛・能勢峰・村上拓弥(2019)“ヒグマ問題”緩和のための普及啓発ツールとしてのSNSの役割とその評価.第 25 回 野生生物と社会学会.ポスター発表.
●小池伸介・小坂井千夏・根本唯・正木隆・山﨑晃司・阿部真・中島亜美・梅村佳寛 (2013) ブナ科堅果類の結実豊凶がツキノワグマの食性と行動の性差に与える影響.第 124 回日本森林学会.静岡.ポスター発表.
●小坂井千夏・山﨑晃司・根本唯・中島亜美・梅村佳寛・小池伸介・後藤優介・葛西真輔・阿部真・正木隆・梶光一(2012)ツキノワグマ活動量の変動パターンを見つけました:堅果類の利用可能量との関係に注目して.日本哺乳類学会 2012 年度大会.ポスター発表.
●梅村佳寛・小坂井千夏・中島亜美・根本唯・小池伸介・郡麻里・阿部真・正木隆・山崎晃司・梶光一 (2011) 足尾・日光山地におけるブナ科堅果資源量の分布と年次変動に関連したツキノワグマの土地利用研究.第 8 回とちぎ野生動物研究交流会.ポスター発表.
●梅村佳寛・小坂井千夏・中島亜美・根本唯・小池伸介・郡麻里・阿部真・正木隆・山崎晃司・梶光一 (2011) ブナ科堅果資源量の年次変化がツキノワグマの生息地選択に与える影響.2010年度日本生態学会.ポスター発表.
●小池伸介・山崎晃司・正木隆・根本唯・小坂井千夏・中島亜美・梅村佳寛・梶光一 (2010)ツキノワグマの行動様式とブナ科堅果の結実量および食性との関係. 第 16 回野生生物保護学会・日本哺乳類学会 2010 年度合同大会.ポスター発表.
<表彰等>
●2011年_日本生態学会 最優秀ポスター賞:「ブナ科堅果資源量の年次変化がツキノワグマの生息地選択に与える影響」

塚田 朱花
取締役
●挨拶
新潟県では、これまでイノシシによる被害が少なかった地域でも被害が増加し、シカの分布も拡大しています。私は、ふるさとである新潟を鳥獣被害から守りたいという思いから、捕獲を中心とした鳥獣被害対策に携わってまいりました。
これまで全国各地の現場に伺う中で、私にとって新潟が大切なふるさとであるように、訪れる地域にも、誰かにとって大切なふるさとがあることを実感してきました。自分のふるさとを守る気持ちで、各地域の方々の支えとなれるよう、一つひとつの現場に向き合ってまいりました。
獣害対策といっても、全国どこでも同じ方法が通用するわけではありません。地形や気候、農作物の種類や時期、農地や森林の配置などによって、必要な対策は異なります。また、イノシシやシカの出没や行動も地域ごとに異なるため、現場をよく観察し、痕跡や被害の状況を分析しながら、地域に合った対策を考えることが重要だと学んできました。
また、鳥獣被害対策は、技術や道具だけで成り立つものではありません。地域の方々の声を聞き、困っていることや不安に感じていることを丁寧に受け止めながら、無理なく続けられる方法を一緒に考えていくことが大切だと感じています。
これまで現場で学んできた経験を活かし、調査、捕獲技術の向上、人材育成などを通じて、地域の取り組みを支えていきたいと考えています。
これからも、ふるさとを守りたいという思いを原点に、各地域の皆様とともに現場に向き合い、人と野生鳥獣が適切な距離を保ちながら暮らしていける地域づくりに貢献できるよう努めてまいります。
●主な経歴
新潟県長岡市出身。
2014年:大学在学中に罠メーカーである株式会社三生にて4か月間のインターンを経験。
イノシシの捕獲から解体まで一連の技術を習得する。
大学ではシカの捕獲に携わりながら、個体群動態の研究にも取り組む。
2017年:工学修士号を取得後、千葉県の獣害対策企業に入社。
約3年間にわたり、主にキョンの捕獲業務に従事する。
2020年:うぃるこに入社。イノシシ・シカ・キョン・中型獣の捕獲事業に従事するとともに、研修会においては多くのハンターに対し、足くくり罠や箱罠の設置・運用に関する現地指導を行っている。
2025年:環境省より捕獲コーディネーターとして認定。
2026年:株式会社 BeST鳥獣対策事務所を設立。
●担当分野/業務実績
野生動物の生態・地域環境を踏まえた捕獲計画の立案から、実際の捕獲、捕獲従事者への技術指導、捕獲結果の分析・次年度計画への反映まで対応しています。
<講演会>
・野生動物の生態・被害対策・個体数管理についての講演
→イノシシ・シカ・サル・アライグマ・ハクビシン
<捕獲技術指導>
・足くくり罠、箱罠、囲い罠に関する捕獲研修
・集落内の捕獲チームへの指導/マンツーマンでのプロ育成指導
・経験豊富なハンターへの指導/未経験の免許所持者への指導
<捕獲事業・放獣業務>
・イノシシ・シカ・キョン・ハクビシンの捕獲
・島嶼環境におけるシカの捕獲
・錯誤捕獲したカモシカの麻酔放獣・無麻酔放獣の依頼対応
<捕獲計画立案>
・島嶼環境におけるシカの捕獲計画立案
・対象動物の生態や季節、地域環境を踏まえ、捕獲時期・場所・手法を具体化した効率的な捕獲計画の立案
・捕獲結果を検証し、課題・改善点を次年度の捕獲計画へ反映(PDCA)
<分析業務>
・聞き取り調査/アンケート調査/GIS分析
・個体数推定(REM法・REST法・ベイズ推定等)
●主な得意分野
<捕獲研修>
・捕獲未経験者~捕獲経験者まで対応
・捕獲に関するお悩み、課題をヒアリングし、研修内容を作成
・時期、植生等の地域環境と動物の生態のマッチングを考慮した効率的な捕獲を指導
<捕獲業務>
・獣道の痕跡を読み取り、メス成獣を選択的に捕獲
・農地に出現したイノシシの足跡を計測し、通行頻度や群れ構成を把握した上で、加害個体を選択的に捕獲
・クマ・カモシカ・イノシシが共用する獣道において、錯誤捕獲を防ぎつつイノシシのみを捕獲
・銃を使用せずにイノシシの安全な止め刺しをすること(10年以上)
・錯誤捕獲したカモシカを、専用の道具を使用して無麻酔で放獣すること(放獣の依頼対応)
・麻酔を用いた錯誤捕獲した動物の放獣
<捕獲計画立案(目標設定+PDCA+フォロー)>
・お客様と目標(G:ゴール)を設定し、捕獲対応者との意見交換を通じて
実現可能性を確認した上で、捕獲計画を立案(P)
・「いつ・だれが・どこで・なにを・どのように捕獲するか」を具体化し、
地域環境や対象動物の生態を考慮した、実行性・効率性の高い捕獲計画を立案(P)
・計画に基づく捕獲を実施(D)し、実施結果を振り返り・評価(C)
抽出した課題や改善点を次年度の捕獲計画へ反映(A)
・捕獲従事者の作業効率化・省労力化を図る仕組み化(F:フォロー)の検討
●資格
・環境省鳥獣保護管理捕獲コーディネーター
・農林水産省 農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー
・狩猟免許(第1種・罠・網)
・DCC1(シカ捕獲認証レベル1)
・伐木等の業務に係る特別教育(チェーンソー) 修了
・刈払機取扱作業者安全衛生教育 修了
●学歴・論文・所属学会等
・2016:長岡技術科学大学生物機能工学専攻(修士)「新潟県粟島に生息するニホンジカの個体群動態」
(野生動物管理工学研究室)
